夫婦喧嘩 隠された真実

こんにちは

お子様への影響として、今回も夫婦喧嘩についてお話したいと思います。

よく、夫婦で話し合っても埒(らち)が明かないという話を耳にしますよね。

夫婦喧嘩の内容は、表面的な部分だけを見ていてもなんの解決にも居たらない事が多々あります。
1つ例を挙げて見たいと思います。

※夫=けん 妻=みか 息子6歳=よう
休暇旅行中に親子3人外食に行きました。
レストランを出る際に妻が化粧室へ行き、夫と息子が入り口のカウンター近くで待っていました。
戻ってきた妻は、息子がマッチを握りしめている事に気づきました。
「あれは何?」と妻が夫に聞きました。
夫は「よう(息子)が記念に何か欲しがったから」
妻は、腹立だしげに夫に忠告します。
「いったい何考えているのよ!ようはまだ6歳の子供よ。マッチなんて持たせちゃ駄目じゃないのよ!!」
ようは父親を見上げ、マッチをそっとカウンターのマッチ入れに戻しました。
今度は夫が腹を立てる番です。
息子の肩に腕をまわしながら、「この子が何をするって言うんだ?家に火をつけるとでも言うのかい?」夫は尖った口調でいいました。「どうやってマッチを擦るかも知らないんだぜ、ちょっと記念におみやげが欲しかっただけさ。君はまったくしらけるやつだなっ!」

その後夫婦の口げんかは続き、子供は泣いてしまい
もう喧嘩はやめてと訴え「パパとママがケンカを辞めてくれたらいい子になるから。もう悪い事はしないから。」といいました。

一見、ここで問題になっているのは、子育てに関する親の判断のようですが、
実は水面化にある、妻の別の感情があるのです。

化粧室から出てきた妻は息子がマッチを持っている事に夫に腹を立てます。しかし、マッチの事は心配ではあるものの、妻が本当に腹を立てている理由は、旅行に来て1週間近くたつのに妻は夫からの優しさやロマンチックなアプローチをしてこない事に不満を持っていて、夫の息子へだけの気遣い、そして化粧室からの帰りに手をつないでいちゃついている夫婦を見かけ、彼女の怒りに火がついたのです。

妻にとって、マッチの一件は、夫の態度に傷ついている自分の気持ちをすり替えるのにちょうど良かったのです。自分の気持ちを夫に話す代わりに、彼女は「もっと安全な」やり方で表わしたのです。
この時、誰が一番の被害者かおわかりですよね?
このお子さんは両親のケンカの原因は自分のせいだと考えました。


特に女性は感情論で動きますので、言葉の裏にはどういった感情があるのかを見抜く力が男性側には必要かもしれません。
そして、女性は、自分の気持ちをすり替えていることに気づかなくては、根本的な解決はできません。

次回 その3へ続く