生きるスキル

こんにちは。カウンセラーの木下ゆかです。


今日は、前回のもっとラクでいられる生き方があるはず に続き、生きるスキルについて少しお話してみたいと思います。


今回は、夫婦喧嘩をした後等によくある「しつこい怒り」を例に挙げてお話してみようと思います。


どんな場面においても、すべての人が、あなたの家庭環境や親子関係等育った環境を背景にして社会生活を営んでいます。


なかなか忘れられない。許す事ができない。頭から離れない。


こんな感情に囚われれてしまうとすれば、こんな出来事の中にも、あなたが育ってきたこれまでの、環境での学び、獲得してきた言動パターン、怒った事に対する自分の反応があり、生育段階で学習したことが根本から間違っていれば、その間違いを繰り返してしまうでしょう。


「許してやるつもりで平気な顔をして対応したが無理だった」

「今度は無視する方法をとってみたけど、やっぱり自分の気持ちは晴れないどころか、いっそう嫌になった」

という風に異なった対応をしているつもりでも、実は同じパターンを繰り返しているだけなのです。


どんな場面においても、無意識のところで、あなたが過去に経験した実感と、その場面との実感が重なり、「今の自分」がいると同時に「過去の自分」もいて、過去の自分の延長線上に今の自分がいます。


あなたが今日まで苦しい気持ちを抱えているのであれば、あなたの意識が常に他人に注がれている可能性があります。


どうすればこんなしつこい怒りを解消できるのか?


それは、

相手よりも「自分自身の心、気持ち、感情を優先する」対処法方を学ぶ事です。


「相手が悪い、相手が意地悪、相手の態度が気に入らない」

これは、他者中心の意識です。


「敵意を抱いたり、脋えたり警戒して緊張してしまう私がいる。そんな私の心をもっと楽にさせてあげたい。そんな自分の感情を解消させてあげたいな」

これは自己中心の意識です。


つまり「他者中心」から「自分中心」に意識を変えることができるか、できないかで大きく反応が変わってくるのです。


世界大富豪のウォーレン・バフィット流の言い方をすると

「震えないようになりたいのではなく、震えてもいいから、自分の言いたい事がいえるようになりたい」のが自分なのです。


相手と争いになったり、傷つけあったりするのは、本当はその根底には「自分の感情を解消したい」そんな欲求が隠れていたりするものです。


今、もし妻や夫と性格の不一致等で離婚を考えている方!

離婚への選択以外に、生きるスキルアップをする!という選択もあるかもしれませんね。


迷っていてお辛い思いをされている方は、一緒に考えましょう。